企業におけるランニングコストってなに?
企業として活動する上で必ず発生する「ランニングコスト」。このランニングコストの種類を正確に把握しかつ削減する事は、安定した企業活動を続ける上で必要不可欠です。
そこで本記事では、企業におけるランニングコストについて分かりやすくご紹介します。
企業におけるランニングコスト一覧
起業におけるランニングコストとは、設備や建物を維持する為に必要となるコストの事を指します(これに対して、企業を設立する際に発生するコストを「イニシャルコスト」と呼ぶ)。
それでは企業におけるランニングコストにはどの様な種類のものがあるのかを、以下で具体的に見てみましょう。
人件費
従業員に対して支払う給料の他に、保険や福利厚生費そして従業員の通勤手当も人件費と見なされます。
税金
企業に対して課される税金としては法人税が有名ですが、その他にも法人住民税や法人事業税など、様々な税金が企業に対するランニングコストとして存在します。
事務所維持費
事務所を借りている場合に発生する家賃や光熱費等が事務所維持費の事を指します。
士業への報酬
税理士・行政書士・司法書士といった士業の専門家に対して支払う報酬も、企業にとってのランニングコストの一種です。
こうした費用に加え、事業によっては会社の公式HPを運営する為のサーバーレンタル費用や商品等の仕入れ費用も、企業に対するランニングコストとなります。
ランニングコストを削減するコツ
では、こうしたランニングコストを出来る限り抑えるにはどうすれば良いのでしょうか?
ランニングコスト削減に当たって基本となる考え方が、「ムダを削減する」という方針です。現状経費として発生している支出を全て書き出し(いわゆる「見える化」)、どのコストが削減出来そうかメドを付ける。その上で、どのコストを削減した場合にどれ程の効果が生まれるのかをシミュレートしてから実行に移す、といった流れがランニングコストを削減する上での大まかな流れとなります。具体的なランニングコスト削減方法としては、以下の様なものがあります。
・ITツールの導入により作業時間を短縮し、人件費削減を図る
・WEB会議制度を導入して交通費を削減する
・オフィス内での節電を徹底し、光熱費を抑える
まとめ:企業におけるランニングコストってなに?
本記事でご紹介したもの以外にも、業種毎に異なるランニングコストが発生します。自信の取り扱う業務や事業形態からどの様なランニングコストが発生するのかを正確に把握しておく事が、企業を運営し続ける上で重要なのです。