日本における起業の現状について
起業し世界に名を轟かせる会社を多く生み出している日本。そんな会社を目指し、日本でも起業し経営を始める起業家が多くいます。
起業するには様々な手続きが必要であり、複数人で起業するのであれば協力者集めも必要な作業です。
起業においては、いくつか段階を踏まなければなりませんが、経営が成功すれば世界を豊かにすることもできる夢の世界です。
ただこれらのデータを分析していくと、日本ならではの起業状況が見えてきました。日本人の国柄が表れた結果に驚かれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、日本における起業状況についてご紹介します。
日本の起業率はいくつ?
中小企業庁が発表した起業率のデータでは、2012年の段階で日本は4.6%、アメリカ6%、フランス15.3%という結果で出ました。
日本の起業率からデータを見ると、5〜9人で起業する会社が多く見受けられます。それに比べると1〜4人で起業する会社は少ないです。
しかし、なぜ日本は欧米よりも起業率が低いのか。
欧米で起業率が高いのは、個人事業制度が導入されていることにあります。
この制度では、資本金不要+売上0の場合は免税+税制優遇など起業家に良い条件が揃っているので、起業を目指す方が多くいるからです。
そんな中、近頃日本では若者の起業家が増えています。
資金がないためアイディアを出せないという学生のために、投資家が学生起業家に投資する動きが広がっているからです。
今や、大学在学中に起業する学生もいるほどです。若者の柔軟なアイディアが世界を変えることを想像すると、誇らしく思えますね。
起業における日本の国柄
起業するとなれば、それに伴い様々なリスクがつきものです。
日本は起業率を見てみると、世界からしても起業家が少ないです。その中の1つの原因として、日本人は積極性が足りない国柄にあることがあります。
“リスクを背負ってまで、危険に挑まない。安定した状況で、誰かの下で働くことが良い。”
今の日本では、このように起業を目指すという考えがまず浮かんでこない現状にあります。
ほかにも生涯雇用の慣習や破産後の手当が備わっていないことが原因にあげられます。
しかし、それを逆手に取れば日本での起業も大変メリットがあります。
挙げるとすれば、起業する会社が少ない分、競争が生まれないので売上に繋がりやすいこともいえます。
特に日本人は、高品質な商品・サービスを好む傾向にあり、安心・信頼できる国内企業を信頼する傾向にあります。
つまり、外国と競争になった時にも優位に立てるというわけです。さらに日本は経済大国でもあるので、市場は広いあります。
営業次第では、成功者になれる道も遠くないというわけです。
まとめ
いかがでしょうか。日本の起業におけるデータでは、起業率や起業家の変化、日本の国柄が表れていることが分かりました。
日本の起業率は世界的には低いですが、そこを逆手に取れば国内のライバルも少なく市場価値を感じられる国であります。
起業に対しては消極的にならず、挑戦してみることが大事になります。それまでに準備を怠らず、開業を目指していきましょう。