起業支援のプロが語るホームページが必要と感じる時
起業する時にホームページは必要なんでしょうか?こういった質問をよく受ける事があります。正直、その会社次第であった方が良いですし無くても問題は無いとしか言いようがありません。
今回は自分自身の経験や会社設立したお客様よりホームページを作っておけばよかったと言われた事を基に起業時にホームページを作った方がいい場合について解説していきます。
【目次】
WEB集客したい場合は早急に作成
案外見られる会社のホームページ
・紹介や名刺交換した時
・求人広告を出した時
WEB集客したい場合は早急に作成
「将来的にはWEBからお客様を呼び込みたい」こうお考えの方は起業時(もしくはそれ以前)からWEBの制作に取り組んだ方がいいと思います。
税務上は「開業届の提出や会社設立手続きよりホームページを制作した場合経費になるの?」といった話はありますが、それは別問題として可能な限り早く作成する事をお勧めします。
なぜなら、ホームページで集客する為には更新作業やアクセス解析をしたりと労力や研究が必要となります。ホームページ制作しただけでは全く売上につながりません。
© タイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰
僕自身は起業してからWEB集客するためにホームページを作成して対策してきましたが、毎日7時から夜2時までホームページをいじくり続けて3カ月でやっと問合せが来ました。
起業した後は他にもやる事がいっぱい(やらないと生活できない)ので、今思うとサラリーマンをしている時にホームページを作成して準備しておけば大分楽だったと思います。
起業をすると決めたら、早いうち(毎月の生活費を心配しなくていい段階)から起業後の集客自動化に力を入れておけば後が楽です。
「起業前の支出だを起業した後の経費にするのは・・・」と言われても、生活費が保証されていない中でホームページを更新し続けるのは大変です。生活するためにも動く必要があるからです。
本当にWEBで集客したいのであれば、起業した後少しでも楽をしたい(楽できる事はありませんが)のであれば、生活の不安が無い時点からWEBに力を入れておくべきです。
税務上の問題については、お客様や集客を狙うサービス、その競合といった状況によって異なりますが、それに応じて最適な方法を考えればいいと思います。
WEB集客したいなら起業時(もしくはそれ以前)から作成すべき
収入が不安定な段階でホームページにだけ力は入れられない
誰にも見られないホームページは必要ない
僕自身はWEBが売上の主軸ですので、ホームページは必須になります。が、WEB集客しないのであれば基本的に起業する際はホームページは無くても良いかなと思っています。
ホームページを維持するだけで固定費がかかってしまう事と、固定費をかけるのであればそれなりのメリットが無いと勿体ないですよね。
固定費をかけるだけのメリットがあるのか、逆に固定費をかけない事でデメリットはあるのか。会社によって異なるとは思いますが、個別に考える必要があります。
ホームページは維持費が必要になる
誰にも見られないなら維持費が勿体ない
関連記事
ホームページの維持費相場感について、目的別に解説した記事がありますのでこちらもご覧ください。
起業時に知っておきたいホームページ維持費の相場感など
案外見られる会社のホームページ
ホームページを維持するだけで固定費が必要になるので、誰かに見られない限り起業したからといってホームページを作成する必要は無いと申し上げました。
起業してから、ホームページって意外と見られているんだという事を感じます。次はこういったときにホームページは見られるんだと感じたケースを解説していきます。
紹介や名刺交換をした時
起業すると見込みのお客様を紹介されて一緒に食事したり、名刺交換をして自社に興味を持ってもらったりという事があります。
僕自身、お客様同士をお繋げする事が良くありますが、その際にお繋げした方同士必ずと言っていいほど相手方のホームページはチェックしています。
お繋ぎした方から「近澤さん、紹介してもらった〇〇さんってホームページ持っていないんですか?」と聞かれる事も多々あります。
これは、興味がある相手ならばなおさらその傾向が強いです。僕自身も新しい方と知り合って興味がある場合、ホームページをチェックする事があります。
逆に、興味が無い方を検索したりしませんが。。。
ホームページを持っていなくても、社長さまのキャラクターによってはそのままお仕事になったりします(紹介者のフォローも大きいと思います)が、あればやはり便利だと思います。
ホームページに自分の商品サービスがどれだけメリットがあるか記載してあり、自分の事業に対する熱意が伝わってくる。見てくれる見込み客は見てくれますので、あれば便利です。
勝手に働いてくれます。
自分がどうやってお仕事を獲得していくのか、新しい取引先を開拓していくのか、そのあたりを加味するといいでしょう。逆に取引先が1社固定という方はあまり必要ないかもしれません。
求人広告を出した時
ホームページを持っていない会社が求人を出した時「ホームページ探したんですけど・・・」と応募者から言われるケースが多いようです。
求人情報で興味を持った応募者が、どういった雰囲気なのか、見栄えのいいホームページなのか、資本金はどのくらいなのか。こういった事を知りたくてよく検索しているようです。
「ホームページの見栄えが悪い⇒お金が無い会社」という印象もあれば、「実績が沢山記載してある⇒仕事が沢山ある」というような印象を持つようです。
求人を頻繁に出すような会社の場合、それに適した用途のホームページがあった方が便利でしょう。
このページのまとめ
〇WEB集客したい場合は起業当初(若しくはそれ以前)から早急に
〇起業して収入が不安定になってからホームページに力を入れるのは大変
〇誰にも見られないホームページは必要ない
〇会社のホームページは意外にみられている
・紹介や名刺交換をした時
・求人広告を出した時
それぞれチャンスをしっかり活かすにはホームページがあった方が便利