創業融資を受ける事が難しいケースとその解決策|J.J.works行政書士事務所

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創業融資を受ける事が難しいケースとその解決策


日本政策金融公庫の創業融資や自治体の制度融資を申請する際に、この記事に記載してあるようなケースの場合は難しくなります。是非確認して下さい。

【目次】
自分の資金関係の問題
・自己資金が少ない、見せ金で起業
・銀行のカードローン残高がある
・携帯電話の分割払いやカードの支払いが遅延
・クレジットカードがブラック
・税金が未納

その他色々
・確定申告をしていない
・インターネット検索

このページのまとめ

 

自分の資金関係の問題

自己資金が少ない、見せ金で起業

自己資金とは、事業に使う為に使える準備資金の事です。自己資金が多い方が、融資を受ける際は審査で当然有利に扱われる事となります。

この自己資金ですが、自分でコツコツ貯金したお金というイメージを持って頂ければ間違いありません。具体的な例で言えば、毎月のお給料から5万円ずつ積み立てたような場合です。

創業融資の場合、会社の実績というのがありませんので個人の信用力が重要視されます。この場合の信用力というのは、簡単に言うと皆さんが応援したいと思われる起業家かどうかという事です。

その為、審査では自己資金を貯めてきた通帳を審査の際に提出する事になります。「起業の為に努力してきた人なのか?」という事を確認するためです。

その際、

〇通帳にいきなり高額の振込がある
〇資本金が入金された後、すぐに引き出されてる

といった状況の場合、回りから見ると資金の出所が怪しく見えてしまいますよね。こうなってしまうと金融機関に不信感を抱かれてしまい融資を受ける事は難しくなります。

創業融資を獲得するには「信用力=金融機関が応援したい思う」事が大事です。皆さんが応援したいと思われるような起業までのストーリーを描く必要があります。

親族や知人からの出世払いのような性質の資金も自己資金として認められる可能性があります。また、配偶者の貯金も自己資金として認めてくれます。

資金の出所については、金融機関が貸したお金が優先的に返済されるのであれば問題ありません。それよりも、皆さんが応援される起業家であると見せれる事です。
※もちろん自分でコツコツ貯めた方の方が有利ですが。

「コツコツ自己資金を貯めて来た」というストーリー書きができないのであれば、「自分で貯めた資金は少ないが、周りが応援してくれている」というストーリー書きを描く事も有効です。

銀行のカードローン残高がある

キャッシングやカードローンの残高がある方も銀行の審査では不利になる場合が多いです。お金を返さなければいけないという点では住宅や車のローンも同様ですが、これはあまり影響しません。

この場合の判断軸は以下の2点です。

①融資した場合月々の返済額は増えるが大丈夫か
②貸したお金を適切に使える人間か

「①」の場合は分かり易いですね。これはカードローンも住宅ローンも同じです。今まで月々30万円返済していた方が脱サラして起業した場合、周りから見れば大丈夫なの?と思いますよね。

問題は「②」です。住宅や車のローンについては、日常生活で必要な物ですから通常気にされる事はありません。ですが、カードローンはどうでしょうか?

キャッシングしたお金がもしパチンコや競馬といったギャンブルで出来た借金だったらどう思われますか?正直信用はされませんよね。

キャッシングやカードローンの残高がある場合は、どういった理由で幾ら借りた事。というのを自分から正直に説明する事が大事になります。

後は返済が問題無い金額か否かです。100万円キャッシングの残高があっても、例えば「親の医療費」といったやむを得ない事情であれば問題無く融資を受ける事が可能です。

携帯電話の分割払いやカードの支払いが遅延

携帯電話の本体を分割払い契約で購入したような場合、その支払い状況については信用情報機関といっていわゆるブラックリストか否かを調べる期間に登録されます。

また、visaやmasterクレジットカードを利用している方についても、その支払い状況というのは信用情報機関に登録される事になります。

毎月問題なく支払いをしている方は大丈夫ですが、あまり頻繁に支払が遅れるような状況の場合、信用情報機関にちょっと遅れがちな人という記録が残ってしまいます。

こうなってしまうと、当然良い印象はありませんよね。

〇現在は支払能力に問題が無い事
〇心当たりがあれば正直に話す

この2点が大事です。キチンと説明できればあまり結果に影響するような問題ではありません。とはいえ、自分から説明はせず金融機関の調査で発覚した場合はアウトです。

関連リンク

信用情報機関については下記リンクからアクセスできます。それぞれの期間で把握していない情報もありますので、融資の際は事前にそれぞれご自分の情報を取得するのがいいでしょう。
信用情報機関 JICC
信用情報機関 CIC

クレジットカードがブラック

過去にクレジットカード事故を起こしてしまっている方は融資を受ける事ができる確率はかなり低くなります。クレジットカード事故とは返済出来ず踏み倒す事です。

心当たりがある方は前述した信用情報機関でご自分の情報を調べてみて下さい。

〇申請前に踏み倒したお金を返している事
〇正直に事実を話す事

この2点が重要です。自分から申告せずに金融機関の調査で出て来た場合、融資を受ける事はほぼ出来ないと思っていいでしょう。この情報は絶対に金融機関にバレます。

会社をある程度の期間経営して、年総規模が相当有れば別ですが、クレジットカード事故のお金を返済していない状態では、創業融資は無理だと思った方がいいです。

税金が未納

既に事業を行っている方の場合、所得税の納付書の写しを提出するように金融機関から求められます。基本的に、税金を納めていないと融資を受けられないと思ってください。

そもそも、日本政策金融公庫の創業融資や自治体の制度融資は税金を利用して起業家を応援する制度ですからね。ですが、未納の理由が正当な理由であれば全く無理という訳ではありません。

例えば、「仕入資金や人件費の支払の関係で一時的に資金が足りない。税務署とは事情を話して分割払いにしている。」といった場合です。

こういったケースは資金繰りだけの問題で、悪意があって税金が未納な訳ではないからです。とはいえ、難しい案件になる事は間違いありません。

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その他色々

確定申告をしていない

今までサラリーマンだった方は関係ありませんが、個人事業主として事業を行っていた方がもし確定申告をしていなかった場合は融資を受ける事が難しいです。

そもそも、確定申告すらできない方なんて信用出来ませんし、嘘をついたとしてもその間の収入はどうしたかと言った辻褄が合わない問題が出てくるからです。

昔、上手くやって誤魔化そうと軽い気持ちでした事が後々面倒な事になったりします。とにかく小手先だけのテクニックでどうにかしようとせず、普通にやる事が大事です。

インターネット検索

インターネットの掲示板やSNS等、金融機関担当者は審査の際に必ずチェックしています。過去に暴行事件を起こしていた事が後々発覚し、結果融資金額が減額になったケースもあります。

〇辻褄が合わないような嘘はつかない
〇後ろめたい過去があれば正直に話す

こういった事が大事です。

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このページのまとめ

如何でしたか?創業融資が駄目になってしまうケースを解説していきました。融資というのは総合的な判断になりますのでこれらに該当したからといって一概に駄目という訳ではありません。

最後に問題と対策をまとめておきますので参考にして下さい。

自己資金が見せ金
見せ金は審査でバレやすい。変な見得は金融機関の印象を悪くする可能性が高くなるだけ。

自己資金が少ない
自己資金は基本的に自分が貯めたお金だが、家族や知人からの援助も認めてもらえる事もある。これらを含めて応援されるような起業家であると演出する事が大事。

銀行のカードローン残高がある
「返済能力に問題はない」「無駄な借金ではない」という2点をしっかり説明できる事が大事。パチンコや競馬で借金がある起業家にお金を貸してくれる人はいない。

携帯電話の分割払い、クレジットカードの支払いが遅れがち
「支払能力は問題なし」「なぜ支払いが遅れていたか、面接で正直に説明する」いつも支払いを忘れてしまうからこれからは口座引き落としします。位正直に説明するといいかもしれません。

クレジットカードがブラック
融資を受ける事は難しい。「全ての返済を修了させる」「面接の時に正直に説明する」「現在の支払い能力に問題はない」「事業計画が堅い」というようにハードルが上がる。

税金が未納
個人事業主の場合、所得税の納付書の写しを提出するように求められる。払っておく事。

確定申告をしていない
個人事業主の場合確定申告はちゃんとしておく事、話の辻褄が合わなくなる。

インターネット検索
過去の事件などで自分の情報は出ていないか、SNSを見られると辻褄が合わない嘘をついていないか。正直に話す誠実さが信用力になるという事。

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