個人事業主と法人の違いをまとめ
前回のお話
個人事業主比較して、株式会社や合同会社といった法人組織の場合は資金調達がしやすいといったお話を耳にされるかと思います。前回はそのあたり実際どうなの?という所を解説しました。
今回のお話
今まで個人事業主と法人の違いについてメリットやデメリット、資金調達といった様々な面から解説してきました。今回は今まで解説した内容をまとめさせていただきました。
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メリットデメリット、資金調達の違いをまとめ
J.J.works 近澤
今まで色々解説してきました、如何ですか?
星野さん
情報量が多くてちょっと整理できてないです>_<
J.J.works 近澤
そうですよね、じゃあ整理してみましょう^^
個人事業主と法人のメリットデメリット
個人事業 | 会社設立 | |
信用力の違い | ×
新規取引、支払条件で不利になる場合がある 会社設立費用をケチった奴という印象 |
〇
悪影響はない |
事業リスクの違い | ×
個人財産で責任をとる |
〇
会社の財産で責任を負う 個人財産は関係無し |
節税対策 | ×
節税対策は少ない |
〇
利益が大きければ節税対策有効 会社しかできない節税対策あり |
開業手続きとコスト |
〇
手続きは簡単 1日で完了 コスト0円 |
×
書類作成が複雑 2~3週間程度 コストは9万~25万 |
事務負担とコスト | 〇
従業員がいなければ事務負担は少ない 税理士は不要 |
×
社長一人でも事務負担は大きい 税理士がほぼ必須(年30万程度) |
社会保険 | 〇
従業員5名未満まで加入義務無し |
×
社長一人でも加入義務あり |
赤字の際の税金 |
〇
他に収入がなければ無税 |
×
赤字でも会社に年7万の税金 役員報酬が貰えない時も税金と社会保険料の請求は来る |
消費税の免税期間 | 〇
個人事業⇒会社設立で4年 |
×
2年 |
星野さん
個人事業主というだけで新規取引で不利になったり、他の社長さんから軽く見られたりするけど、法人は大丈夫。
星野さん
事業主個人と法人は法律上別人格として扱われるから、万が一の事があっても個人の財産を守る事ができる。
J.J.works 近澤
法人は節税効果があるけど、社会保険料や税理士費用。赤字でも税金が必要だったりそれ以上にお金がかかる。
J.J.works 近澤
個人事業主⇒法人設立という流れで消費税を最大限節税できる。つまり、最初から法人で起業すると損する。
資金調達の違いをまとめ
個人事業 | 会社設立 | |
資金調達方法 | △
創業融資 補助金・助成金 個人借入 クラウドファンディング(購入型) |
〇
創業融資 補助金・助成金 個人借入 クラウドファンディング(購入型) クラウドファンディング(投資型) 投資 |
難易度 | 〇
個人も会社も同じ |
〇
個人も会社も同じ |
リスク | ×
個人財産で責任を負う |
〇
会社の財産で責任を負う 個人財産は守れる |
星野さん
法人のメリットは「万が一の場合個人財産を守れる」と「投資を受ける事ができる」という2点!
J.J.works 近澤
資金調達の難易度で言えば個人事業主と法人もかわりません。
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